東日本大震災13年 福島 南相馬の特産品販売 東京 杉並区

東日本大震災から13年となる11日、東京・杉並区役所で大震災の被災地で交流がある福島県南相馬市の特産品の販売が行われました。

11日は、南相馬市や観光協会の職員が杉並区役所の出入り口前で、地元で人気のパンのほか、のりや漬物など、南相馬市を中心に福島県の特産品を販売し、訪れた人が買い求めていました。
50代の男性は「何か支援の一部になればと思って買いました。南相馬の皆さんはたびたび来てくれていますが、元気にやっているようでこちらもうれしいです」と話していました。
一方、区役所内のショップでは、先月から「能登半島応援フェア」と題して能登地域の道の駅で扱っている、能登牛のレトルトカレーや鍋に使うみそなど、特産品が販売されています。
販売価格には、寄付のため1割から2割程度が上乗せされています。
いずれの企画にも携わった、人事交流で南相馬市から杉並区に派遣されている文化・交流課の五十嵐敬文さんは「南相馬もそうでしたが、気にかけてくれることが心の支えになります。ぜひ石川、能登も、『今どうしているかな』と気にかけていただくだけでもあたたかい支援の一部になると思います」と話していました。
南相馬市の特産品販売は11日午後3時まで、「能登半島応援フェア」は今月29日まで行われます。