首都圏直下型地震 大きな被災時の対応学ぶ 東京・江戸川区

東日本大震災から11日で13年となるのを前に、首都直下地震時に大きな被害が想定されている東京・江戸川区で、地震が起きた際の対応を学ぶイベントが開かれました。

江戸川区は、首都直下地震で最も大きな被害が出る地震が起きた場合、震度7の揺れを観測し、建物の倒壊や火災のおそれのほかほぼ全域で液状化が起きるリスクもあります。
このため災害時には、住民みずからが連携して対応にあたることが重要だとして、地元の消防団などが体験型の防災イベント「えどがわ防災フェア」を区内の公園で開き、家族連れなどが参加しました。
会場には、地震で屋根が崩れ落ちた場合にどのように行動すればいいか学べるコーナーが設けられ、建物に取り残されたときの対応を聞かれた子どもたちは、「大きな声を出して助けを求めます」と答えていました。
そして、取り残されている人を見つけた場合はジャッキなどを使って助け出す方法を学んでいました。
また地震の揺れを体験できる車では、参加した子どもが揺れはじめるとすぐに机の下に隠れて頭を守っていました。
参加者は「子どもと一緒に体験しながら防災を学べるいい機会になりました。ふだんから自分たちにできることを一つでも増やしていきたい」と話していました。