震度6強の地震を想定した津波避難訓練 千葉 大網白里

先月下旬以降、千葉県東方沖やその周辺で地震が相次ぐ中、千葉県大網白里市で震度6強の地震を想定した津波避難訓練が行われました。

東日本大震災から11日で13年となるのを前に大網白里市で行われた訓練は、千葉県東方沖を震源とする震度6強の揺れで高さ10メートルの津波が発生したという想定で行われました。
新型コロナの影響などもあって市単独での訓練は5年ぶりで、市が指定する緊急避難場所9か所におよそ570人が避難しました。
このうち海岸から2.3キロほど内陸にある白里小学校では東日本大震災後に整備された避難用の外階段を使って、参加した人たちが海抜13.8メートルにある屋上に避難しました。
参加した女性は「能登半島や千葉県東方沖など地震が多くどきどきして安心して寝ていられない。日頃から衣類なども含め持ち出せるよう備えはしてあります」と話してました。
また60代の男性は「大きい地震は怖いので毎日毎晩不安です。今回は場所の確認を兼ねて訓練に参加しました」と話していました。
大網白里市安全対策課の石井一正さんは「地震が頻発しているので住民の意識も高くなり前回の5年前より参加者が増えています。訓練を通じて避難場所やルートを確認してほしいです」と話していました。