東日本大震災13年を前に復興の様子など伝えるイベント 東京

東日本大震災から、11日で13年となるのを前に、被災した東北の4つの県の復興の様子などを伝えるイベントが都内で開かれています。

「東日本大震災風化防止イベント」というこの催しは、岩手、宮城、福島、青森の4県が東京都と共同で7日から開いています。
東京・港区の会場には、4つの県それぞれの被災した当時や、その後の復興の様子を映した写真などのパネルが並べられているほか被災地で復興に取り組む人たちのメッセージ動画が流されています。
このうち、福島県のパネルでは、原発事故の影響による避難指示が解除されてきた過程を時系列で紹介しています。
会場では4つの県の特産品や地酒なども販売されていて、訪れた人たちはパネルを眺めたり特産品を購入したりしていました。
訪れた50代の女性は、「当時、ボランティアで被災地に行きましたが、復興が進んでいるんだなと実感します。能登の地震などもあるので、教訓を忘れないように備えたいです」と話していました。
岩手県復興推進課の米澤功一担当課長は「13年の月日が経つと、震災を知らない子どもたちもいます。ぜひイベントや現地を訪れて、復興の状況をみて、震災の教訓を忘れないようにしてほしい」と話していました。
このイベントは、震災が発生した3月11日の当日まで、午前11時から午後7時までの間、「汐留シオサイト」の地下通路で開かれています。