東京 多摩市「こども誰でも通園制度」この春以降試行的実施へ

働いていない保護者も保育所などを利用できる制度を、東京・多摩市が最大で月160時間まで子どもを預けられる形にしてこの春以降、試行的に実施することになりました。

「こども誰でも通園制度」は国が今年度から一部自治体で保護者が働いているかどうかに関わらず、月10時間まで子どもを保育所などに預けられる事業として試行的に始めていて、都内では多摩市もモデル地域となって新年度の実施を検討してきました。
子育て中のリフレッシュなどの目的でも利用できるとあって、多摩市は子育て支援の強化策として、都の制度もあわせて活用しながら早ければことし5月から最大で月160時間子どもを預けられる形にして実施することになりました。
預けられるのは市内在住の、保育所などに通わせていない、生後6か月から3歳未満の子どもです。
市内にあるあわせて4つの保育所と幼稚園の空き定員を活用するなどしておよそ100人を受け入れ、市は人件費など運営にかかる費用を補助することにしています。
多摩市は「保護者の需要や保育所の負担などの情報を集めてより良い形になるよう考えたい。気軽に利用してもらいたい」と話しています。