関東甲信 山沿い中心にまとまった雪 交通影響などに注意

低気圧の影響で、関東甲信では5日から6日にかけて山沿いを中心にまとまった雪が降り、気象庁は積雪による交通への影響などに注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと前線を伴った低気圧の影響で、関東甲信では5日から山沿いを中心に雪が降り、5日夜遅くからは、埼玉県熊谷市など平地でも雪が降りました。
午前11時までの24時間には、栃木県の日光市土呂部で29センチ、群馬県草津町で18センチ、長野県軽井沢町で16センチ、甲府市で5センチ、さいたま市で1センチの雪が降りました。
関東甲信の大雪のピークは過ぎましたが、上空に寒気が流れ込む影響で、関東北部の山沿いを中心に7日にかけて雪が降るところがある見込みです。
気象庁は引き続き積雪による交通への影響や路面の凍結、電線や樹木への着雪などに注意するよう呼びかけています。
長野県では今月2日になだれが起き、栃木県北部と群馬県北部にはなだれ注意報が発表されています。
積雪の多い所ではなだれにも注意してください。

埼玉県によりますと、5日夜からの雪の影響で6日午前8時の時点で県内で男女2人が転倒してけがをしたということです。
東松山市では82歳の女性が転んで腰を打つ大けがをし、鴻巣市では30歳の男性が頭を打ってけがをしたということです。

長野県内では佐久地域と諏訪地域の一部に出されていた大雪警報が6日朝までに解除されましたが、降り積もった雪をよけながら通勤する人や雪かきに追われる人の姿がみられました。
このうち富士見町の中心部で駐車場の雪かきをしていた50代の男性は「今の時期の雪は水分を含んでいるので重くて大変です。もう雪かきはしたくないです」と話していました。
一方、長野県内では6日公立高校の後期選抜試験が一斉に始まりましたが、県教育委員会によりますとこれまでに雪による試験への影響は出ていないということです。