女子児童抱きしめた男性教諭など計6人を懲戒処分 都教委

東京都教育委員会は不必要な身体接触をしないよう指導されていたにもかかわらず、漢字を教える際に女子児童を抱きしめたとして、小学校に勤める30代の男性教諭を停職6か月にするなどあわせて6人を懲戒処分としました。

都教育委員会によりますと、23区内の小学校に勤める39歳の男性教諭が、去年、担任のクラスの女子児童6人に対し、漢字を教える際、児童の背後から覆いかぶさるような体勢をとり、腕で抱きしめたということです。
教諭は、以前にも不必要な身体接触があったとして校長からやめるよう指導を受けていて、都教育委員会は4日付けで停職6か月の懲戒処分にしました。
教諭は「3年生くらいまでの児童であれば体に触れて指導したほうが安心すると思った」と話しているということです。
このほか、都教育委員会は多摩地域の都立高校に勤める38歳の男性主事について、去年、学校で生徒の入学手続きに関する書類を紛失する事案が発生した際、生徒の保護者に現金3万円を渡し、再び書類を作成するよう依頼したとして戒告とするなどあわせて5人を懲戒処分としました。