神津島 25人乗り漁船座礁 1人の姿見えず 海保が9人救助

神津島 25人乗り漁船座礁 1人の姿見えず 海保が9人救助

3日夜、伊豆諸島の神津島の北側で、25人が乗った鹿児島県の漁船が座礁しました。
このうち1人の姿が見えなくなったという通報があり海上保安本部は現場に巡視船やヘリコプターなどを出して捜すとともに、乗組員たちの救助活動を行っていて、午前6時40分ごろまでに9人を救助したということです。

第三管区海上保安本部によりますと、3日午後9時前、「伊豆諸島の神津島北西沖で鹿児島県の漁船、第八福栄丸が午後5時ごろに故障し航行できなくなった」などと漁船の所有者から代理店を通じて通報がありました。
さらに、午後11時ごろには、漁船が流されて「神津島北側で座礁した」という通報があり、漁船は船首を南西の方向に向け右方向におよそ45度傾いた状態になっているということです。
海上保安本部によりますと「第八福栄丸」は長さが56メートル余り、総トン数が379トンのマグロはえなわ漁船で、日本人5人とインドネシア人20人のあわせて25人が乗船しているということです。
4日午前4時45分ごろには、船長から「船が揺れて1人が転倒し姿が見えなくなった」という通報があり、海上保安本部は現場に巡視船やヘリコプターなどを出し姿の見えなくなった1人を捜すとともに乗組員たちの救助活動を行っています。
海上保安本部によりますと、午前6時40分ごろまでに9人をヘリコプターで救助したということです。