養老渓谷と小湊鐵道復興の思い込めランタン夜空へ 千葉 市原

去年9月の記録的な大雨で大きな被害を受けた千葉県の養老渓谷と小湊鐵道の復興への思いを込めて、2日夜、夜空にランタンを飛ばす催しが開かれました。

千葉県の市原市と大多喜町にまたがる養老渓谷と、2つの市と町を結ぶローカル線、小湊鐵道は、去年9月の記録的な大雨で大きな被害を受けましたが、養老渓谷ではほとんどの宿泊施設が再開し、小湊鐵道も休日に限り全線で運転を再開するなど復興に向けての動きが進んでいます。
より多くの人に地域に足を運んでもらおうと、地元の観光協会と小湊鐵道が合同で催しを企画し、およそ400人が市原市内の菜の花畑に集まりました。
催しでは参加者にLEDライトが取り付けられたガスで浮かぶランタンが配られ、辺りが暗くなるとカウントダウンとともに復興への思いを込めて300個余りを一斉に夜空に放ちました。
会場近くの線路上にはライトアップされた列車も登場し、訪れた人たちはランタンといっしょに写真を撮って楽しんでいました。
千葉市から訪れた20代の夫婦は、「ランタンがきれいに空に上がっていてとても感動しました。ランタンと電車が一緒に並ぶ景色はなかなか見られないので、参加してよかったです」と話していました。