群馬県 庁舎を結婚式会場に初貸し出し 高層階の展望スペース

群馬県は県庁舎を身近に感じてもらおうと、建物内を結婚式の会場として初めて貸し出し、地元出身のカップルが高層階にある展望スペースで永遠の愛を誓いました。

26日、群馬県庁で結婚式を挙げたのは、いずれも群馬県渋川市出身の井上力哉さん(29)と早稀さん(29)です。
2人は、地上140メートルにある展望スペースで、親族に見守られながら指輪を交換し、永遠の愛を誓っていました。
群馬県は県庁舎を身近に感じてもらおうと、地元のウエディング業界と今回の結婚式を企画し、写真撮影では、記者会見場や県議会の庁舎なども特別に利用できるようにしました。
費用は庁舎の利用は無料ですが、衣装代や撮影代などを含めておよそ50万円ということです。
井上さん夫婦は「景色がすごくよく、とてもいい思い出になりました。一緒に笑い合えるような仲のいい夫婦になっていきたいです」と話していました。
県財産有効活用課の奥田柳太郎さんは「人生の大切な瞬間に県庁を選んでいただき、とてもありがたいです。来年度以降も継続に向けて考えていきたい」と話していました。