痴漢被害 女性45% 男性9% 東京都がアンケート調査

東京都が、初めて痴漢に関する大規模なアンケート調査を行ったところ、女性の45%、男性の9%が痴漢の被害にあったことがあると回答しました。

都は、電車内での痴漢被害が相次いでいることを受けて、去年、WEB上で初めて痴漢に関する大規模なアンケート調査を行いました。
調査では、都内に住んでいるか、通勤か通学をしている16歳から69歳までの人で回答した8284人のうち、痴漢の被害にあったことがあると回答したのは29.9%にあたる2475人でした。
性別でみると、回答した女性4750人のうち45.4%にあたる2156人、回答した男性3474人のうち8.6%にあたる298人でした。
また、電車内で被害を受けた人に対する調査では、被害にあった時間帯は、朝の通勤・通学時間帯の午前6時から午前9時までが54.4%と最も多くなりました。
被害の状況について尋ねたところ、混雑状況が激しい場合や、1人で乗車している場合に被害が多かったということです。
さらに、周囲の人が「大丈夫ですか」などと声をかけた場合、9割を超える確率で痴漢行為が止まったということです。
都は、調査結果を踏まえ、今後の対策につなげたい考えです。