「国内最大級」魚介グルメフェス「能登かき」も 東京 渋谷

国内最大級とうたう魚介グルメのフェスティバルが東京・渋谷で開かれ、能登半島地震で養殖施設に被害を受けたカキの生産者も被害を免れた1万個余りのカキを提供しています。

22日開幕した「魚ジャパンフェスin代々木公園」は、全国の生産者などがおよそ80のブースを出店しマグロやカニなど、旬の魚介を使ったさまざまな料理を味わえます。
会場には能登半島地震で被害を受けたカキの生産者も店を出し、4日間の開催期間中、特産の「能登かき」を合わせておよそ1万2000個提供しています。
石川県七尾市でカキ養殖を営む任田和真さんは「施設が被害を受けましたが、カキには被害がなく持ってくることができました。取引先も被災し厳しい状況が続いていますが、毎年参加しているこのイベントで多くの人に味わっていただきたい」と話していました。
また会場では、東日本大震災と東京電力福島第一原発の事故からの復興を支援するため、福島産のノドグロやヒラメを使った料理のほか、中国による輸入停止の影響を受けている北海道、青森、宮城のホタテなどを味わうことができます。
蒸しガキを味わった都内の60代の男性は「おいしいです。これからも食べることで応援していきたいです」と話していました。
このイベントは23日と24日は午前10時から午後8時、25日は午前10時から午後6時まで開かれています。