関東 気温上昇 2月初の夏日も サクラの開花平年より早いか

関東地方は、20日も南から暖かい空気が流れ込んだ影響で気温が上がり、群馬県では2月としては初めて25度以上の夏日となりました。
21日から冬の寒さが戻りますが、来月以降は平年並みか高くなる見込みでことしのサクラの開花は平年より早まるところが多くなると予想されています。

気象庁によりますと関東付近にのびる前線に向かって南から暖かい空気が流れ込んだ影響で、各地で気温が上がりました。
日中の最高気温は、群馬県高崎市で25.7度、群馬県伊勢崎市で25.4度といずれも19日より10度以上高く、2月として初めて夏日を観測しました。
また、千葉県横芝光町でも25度ちょうどと夏日となったほか、埼玉県鳩山町で24.9度、東京の都心で23.7度などと各地で4月上旬から6月中旬並みの季節外れの暖かさとなりました。
19日から冬の寒さが戻りますが、来月以降は平年並みか高くなる見込みで、関東ではサクラの開花が早まるところが多くなると予想されています。
民間の気象会社、「ウェザーマップ」が今月15日に発表した各地の開花日は、東京の都心で来月17日、埼玉県熊谷市で来月22日、横浜市と水戸市で来月23日、宇都宮市と前橋市で来月25日、千葉県銚子市で来月30日となっています。
ウェザーマップは「今後は寒の戻りがありそうだが3月は平年より気温の高い日が多くなるとみられ、ことしの関東のサクラは平年より1週間ほど早いところが多くなりそうだ」と話しています。
また、日本気象協会が先月31日に発表した予想では、東京の都心で来月20日、横浜市と埼玉県熊谷市で来月21日、前橋市で来月23日、水戸市で来月24日、宇都宮市で来月25日、千葉県銚子市で来月27日となっています。
サクラの開花予想は、最新のデータに基づいて今後更新される見込みです。