東京 葛飾区が区内の駅に「送迎保育ステーション」設置へ

東京・葛飾区は、子育て支援を充実させるため保育園に通う子どもの送迎を代行する取り組みを新年度から試験的に始めることを決め、区内の駅に拠点となる「送迎保育ステーション」を設置することにしています。

保護者に代わって朝夕の保育園への子どもの送り迎えを代行する取り組みは千葉県流山市などですでに行われていて、子どもを受け渡す拠点は「送迎保育ステーション」と呼ばれています。
葛飾区によりますと区内でも駅から離れた保育園に自ら送り迎えすることに負担を感じるといった声が働く保護者などから出ていたということで子育て支援の一環として送迎代行の取り組みを新年度から試験的に始めることを決めました。
「送迎保育ステーション」はJR金町駅前の施設に設置し、朝7時から8時の間に、委託業者が子どもを預かりバスで区内の複数の保育園を巡回して送迎する計画です。
利用状況などを見ながら区内のほかの地域へのステーション設置も検討するということで、葛飾区子育て政策課は「駅に近い保育園に人気が集中する傾向があり偏りがある保育需要の分散化と、子育てと仕事の両立支援を図りたい」としています。