東京都の審議会 虐待などで死亡の子ども 令和3年度は14人

東京都の審議会は、虐待や虐待の疑いで亡くなるなどした子どもが、令和3年度は14人いて、家庭に接触していた行政の対応に不十分なケースがあったなどとする報告書をまとめ、都は改善にあたることにしています。

東京都児童福祉審議会は、医師や弁護士などによる検証部会で、児童虐待で死亡などに至った重大な事例を対応の改善策とともに毎年、公表していて、このほど令和3年度分の報告書をまとめました。
それによりますと重大な事例は合わせて14人で、虐待で亡くなった子どもは1人、亡くなるまでの間に虐待が疑われる子どもが10人、遺棄された乳児が1人などでした。
年齢では0歳が9人、幼児が2人、中学生が2人、高校生が1人で、虐待の類型は、身体的虐待が3人、ネグレクトが8人、不明が3人でした。
このうち行政が家庭に接触していた事例の中で、親のアルコール依存症についてのリスクや、発達障害がある親の特性を考慮した支援についての検討が不十分なケースがあったなどとして、専門家との連携や関係機関の役割分担について改善を求めています。
報告書を受けて都の担当者は「児童相談所などと課題を共有し、今後の対応や連携の改善につなげていきたい」としています。