ウクライナ国内の市長ら小池知事と面会 復興への協力求める

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が今月で2年となるなか、ウクライナ国内の市長らが都庁を訪れて小池知事と面会し、避難者の受け入れに感謝を伝えるとともに、復興に向けた協力を求めました。

9日、都庁で小池知事と面会したのは、ウクライナの復興や経済への支援を訴えるために来日した現地の市長などでつくる団体「ウクライナ市長クラブ」のメンバーら10人余りです。
このなかで、小池知事は「市民の犠牲が増え続けており、ロシアの行為は断じて許されず厳しく非難する」と述べたうえで、ウクライナから都内に避難している人のために相談窓口を設置していることなどを紹介しました。
これに対し、団体の副代表を務める北東部の都市、トロスティアーネッツの市長が「2年間、恐ろしい戦争のために多くの国民が逃れた。都は避難者を受け入れて人道的な援助を提供してもらい深く感謝する」と述べました。
そのうえで「復興は長い道のりで、都の力強い援助があることを信じている。未来に向けた協力を検討してほしい」と述べました。
ロシアによる軍事侵攻は今月24日で2年となり、都内には先月時点で、およそ600人が避難しており、都は、引き続き、都営住宅への受け入れや生活への支援を続けていくことにしています。