能登半島地震 “不要な車の寄付を”都内で初の受け付け

能登半島地震では建物の被害に加え、車も被災して使えない人が相次いでいます。
こうした人たちに車を無料で貸し出している団体は活動資金にするため不要な車の寄付を呼びかけていて、都内で9日受け渡しが行われました。

東日本大震災をきっかけに設立された「日本カーシェアリング協会」は災害で車が被害を受けた人に車を無料で貸し出す支援活動を行っていて今回の能登半島地震でも活動を始めています。
燃料費や車両の維持費など、活動資金を確保するため、廃車を予定している車の寄付を呼びかけていて、9日都内では初めてとなる寄付の受け付けが行われました。
寄付されたのは練馬区の社会福祉法人が施設の利用者の送迎に使っていた乗用車で、部品や鉄などをお金に換える予定です。
寄付をした社会福祉法人「あかねの会」の吉田直己理事長は「ちょうど新しい車が来ることになった時に、取り組みを知りました。災害はいつどこで起きるかわからず、ひと事ではありません。少しでも力になれたらと思います」と話していました。
協会は来月末までに250台分、1000万円を目標に資金を集めることにしています。
寄付の申し込みは専用のサイトか電話で受け付けていて、電話番号は0225ー22ー1453。
受け付けは平日の午前9時から午後6時までです。