東京 世田谷区 保育施設乳児死亡 区長“原因や防止策検討”

東京・世田谷区にある認可外の保育施設に預けられていた生後4か月の男の子が死亡したことについて、保坂展人区長は8日の会見で、「本当に痛ましい事故で、絶対に繰り返してはならない」と述べ、今後、検証委員会を立ち上げて事故が起きた原因や再発防止策を検討する考えを示しました。

去年12月13日、世田谷区にある認可外の保育施設に預けられていた生後4か月の男の子、真渚己ちゃんが病院に搬送されたあと死亡が確認されました。
8日開かれた区の会見の冒頭で保坂区長は「心からお悔やみを申し上げます。今後、検証委員会を立ち上げ、事故の発生原因の分析や検証をしっかり進め再発防止を促してまいります」と述べました。
会見のなかで認可外の保育施設に対して年1回、法律に基づいて行っている調査で今回の施設は今年度は特に指摘事項がなかったことを明らかにしました。
そのうえで「国の制度の外側にあるから、『認可外』なのであって、安全性や保育内容のチェックに対しては課題があると思う」と述べました。
そして「本当に痛ましい事故で、絶対に繰り返してはならない。区として何をもっとすべきだったのか、課題を検証委員会で分析し、二度とこうした事故が起きないような体制を組んでいきたい」と述べ、再発防止に取り組む考えを示しました。