栃木 益子町 陶器チャリティー販売会 売り上げを被災地寄付

「益子焼」の産地の栃木県益子町で、陶器などの売り上げを能登半島地震の被災地に寄付するためのチャリティー販売会が開かれています。

この販売会は、益子町に住む陶芸家などの呼びかけで3日から始まり、町の内外のおよそ160人の作家が制作した皿やカップ、それに花瓶などの作品、あわせて1000点ほどが、町内の4つの店で販売されています。
ほとんどの作品が、定価の半額ほどで売られているほか、60万円の価格から始まってオークション形式で落札される高価な作品も出展されています。
チャリティー販売会は、今月12日まで開かれたあと、来月にも2回目が開催される予定で、売り上げは原則として全額、日本赤十字社を通じて能登半島地震の被災地に寄付されるということです。
益子町は13年前の東日本大震災で、作品を焼く窯が崩れるなど大きな被害を受けましたが、ボランティアなどの協力で復興した経験があり、販売会の開催を呼びかけた陶芸家の竹下鹿丸さんは「能登半島への支援を通じて、東日本大震災で受けた恩を返したい。寄付金を、いち早い復興に役立ててもらいたい」と話しています。