関東甲信大雪予想で5日の交通への影響 午後6時現在

大雪が予想されている関東甲信などでは交通への影響が出ています。

空の便は、日本航空と全日空が羽田空港を発着する一部の便の欠航を決めていて、日本航空はあわせて68便、全日空はあわせて34便が欠航となっています。
高速バスも、5日、6日の運休を決める会社が出ています。
ジェイアールバス関東は5日東京と大阪、京都、愛知、福島、茨城、長野、群馬、栃木、静岡、岐阜、山梨、兵庫、などを結ぶ路線と長野と大阪、京都を結ぶ路線ですでに運休を決めている便があります。
また6日も東京と大阪、愛知、福島、茨城、群馬などを結ぶ路線ですでに運休を決めている便があります。
首都圏の鉄道では、JRが特急の中央本線の「かいじ」や「あずさ」、常磐線の「ひたち」など、一部の列車が運休したほか、普通列車も倒木やポイント点検などのため、午後6時現在、中央本線、水戸線、日光線の一部区間と、五日市線の全線で運転を見合わせています。
私鉄の各路線でも、一部の列車が運休したり、遅れが発生したりしています。
鉄道各社は、雪の状況によっては今後も大幅な遅れや運休などが発生する可能性があるとしていて、今後の気象情報や運転状況を確認するよう呼びかけています。

東京都港湾局は、今回の雪の影響で車両の走行に危険があるとして東京・港区の芝浦と台場を結ぶ「レインボーブリッジ」と、東京湾にかかる「東京ゲートブリッジ」を、いずれも5日午後4時すぎから上下線で通行止めにしたと発表しました。
都によりますと、いずれの道路でもこれまでに雪の影響で事故や渋滞は発生していないということで、雪や道路の状況をみながら安全が確認できしだい、通行止めを解除するということです。

関東地方を中心に高速道路が広い範囲で「通行止め」になるなか、神奈川県内では一般道が各地で渋滞していて、警察は不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。
高速道路各社は、本格的に雪が積もる前から通行止めにする「予防的通行止め」を行い、午後4時半の時点で首都高速や東名高速、中央道や関越道など関東地方を中心に広い範囲で通行止めになっています。
神奈川県警察本部によりますと、通行止めの影響で神奈川県内の一般道で渋滞が起きているということです。
午後4時半すぎの時点で、横浜市旭区から横浜市西区の国道16号の下り線でおよそ10キロ、横浜市保土ケ谷区から横浜市鶴見区の国道1号の下り線でおよそ8キロ、厚木市から秦野市の国道246号の上り線でおよそ7.5キロの渋滞が確認されているということです。
一般道の渋滞は広い範囲で確認されていて、警察は5日夜にかけて渋滞する区間がさらに増えるおそれもあるとして不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。

雪の予想を受け、JR東日本千葉支社は6日、JR久留里線で上総亀山駅を午前6時に出発する木更津行きの上り列車について、上総亀山駅と久留里駅の間のみ運転を取りやめることを決めました。
そのほかの千葉県内のJRの各路線やおもな私鉄については5日午後5時現在、6日も平常どおりの運転を見込んでいるということですが、今後の天候しだいで運休や遅れの可能性もあることから、運行情報をこまめに確認するとともに時間に余裕を持って行動するよう呼びかけています。