SNSトラブル防止コンテンツ表彰式 東京都庁

中高生などがSNSでのトラブルに巻き込まれるのを防ごうと年齢が近い若い世代が制作した注意を呼びかけるコンテンツの表彰式が東京都庁で行われました。

都が主催したコンテストには13歳から28歳までが制作した363の動画や画像が出品され、4日は入賞した14作品の表彰式が開かれました。
このうち動画部門で最優秀賞に選ばれたのは都内の中学2年生、三木あまねさんの作品で、植物が「ありがとう」などのことばを「水分」にして花を咲かす一方、「キモい」などのことばは「石」となり、しおれる様子を対比させながら、「あなたは水をあげる?石を投げる?」と問いかける内容になっています。
三木さんは、表彰式のあと「人も花のように弱いので優しい言葉をかけたいという思いを込めました。SNSでコメントなどをするときは、嫌な気持ちになる人がいないか確認してほしい」と話していました。
入賞した作品は都のホームぺージで公開されるほか、新宿や池袋などの電子看板=デジタルサイネージにも掲載される予定だということです。
都によりますと中高生などが対象のSNSなどに関する相談窓口には昨年度1600件以上の相談が寄せられ、裸や下着姿の画像を公開すると脅されたり、個人情報を無断で掲載されたりするといったトラブルの相談も少なくないということです。