東京都心と臨海部結ぶ「バス高速輸送システム」 全ルート開通

東京の都心と臨海部をつなぐBRT=バス高速輸送システムについて、1日から東京オリンピックの選手村跡地のマンション群のエリアを通るルートの運行が始まり、これにより、予定されていたすべてのルートが開通しました。

東京都は、人口が増えている臨海部の交通需要に対応しようと連節バスなどを使ったBRT=バス高速輸送システムの活用を計画し、4年前から運行を始めていて、これまでに計画にある4つのルートのうち、港区虎ノ門と東京テレポートを結ぶルートなど3つのルートが開通していました。
これに加え1日、新橋から晴海にある東京オリンピック・パラリンピックの選手村を改修したマンション群、「晴海フラッグ」のエリアに乗り入れるルートの運行が始まりました。
これで、計画されていたすべてのルートが開通したこととなり、都は今後、専用レーンを活用してバスを優先的に走行させるなど、本格的な運用につなげたい考えです。
晴海フラッグの付近に住む40代の男性は「新橋や汐留までの移動がずいぶん楽になるので、BRTに乗っておいしいお店など開拓できたらなと思います」と話していました。