地震後観光客激減 「加賀温泉郷」の魅力を地元市長などがPR

能登半島地震のあと石川県の「加賀温泉郷」では多くの旅館が通常どおり営業していますが、観光客が大きく減っているため地元の市長などが都内を訪れ、温泉の魅力をPRしました。

「加賀温泉郷」は福井県に接する加賀市にある片山津温泉、山代温泉、山中温泉などで知られる国内有数の温泉地です。
能登半島地震の震源地からは比較的遠かったことから多くの温泉旅館は通常どおり営業を続けているものの宿泊のキャンセルが相次ぎ観光客は大きく減っています。
このため、首都圏から多くの人に訪れてもらおうと加賀市の宮元陸市長や観光関係者ら11人が、都内の旅行会社や航空会社あわせて7社を訪れ、温泉郷の魅力をPRし、北陸の誘客への協力を要望しました。
宮元市長は、3月に北陸新幹線の「加賀温泉駅」が開業して都内などからもアクセスしやすくなるとしたうえで「もう一度復活するためにも、前を向いて一歩一歩進み、石川県全体に活力を取り戻したい」と話していました。