ビッグモーター街路樹伐採指示か 本社勤務だった容疑者逮捕へ

中古車販売会社「ビッグモーター」の店舗前で発覚した街路樹問題で、本社に勤務していた50代の男の容疑者が川崎市の店の前の木を伐採するよう指示した疑いがあることがわかり、神奈川県警が30日にも器物損壊の疑いで逮捕する方針を固めたことが捜査関係者への取材でわかりました。

「ビッグモーター」の店舗前の街路樹については去年7月以降各地で枯れているのが相次いで見つかり、神奈川県警は県内で被害が確認された3つの店舗や本社を捜索するなどして会社の関与の有無などを調べていました。
その結果、伐採の跡が確認された川崎市内の店で本社に勤務していた50代の男の容疑者がおととし10月に指示して木を切らせた疑いがあることがわかり、神奈川県警が30日にも器物損壊の疑いで逮捕する方針を固めたことが捜査関係者への取材でわかりました。
一連の問題の発覚後、街路樹被害での逮捕者は全国で初めてとなります。
関係者によりますと容疑者は各店舗を巡回点検する「環境整備推進委員」という立場でした。