金沢市議会議員ら 友好都市の東京 目黒区議会を訪問

能登半島地震で被害を受けた石川県の金沢市議会の議長など市議会議員らが29日、友好都市である東京・目黒区の議会を訪問し、地震の被害や対応状況を説明するとともに、支援への感謝を伝えました。

金沢市と目黒区は旧加賀藩主の前田家の屋敷が昭和の初めに目黒区駒場に建てられた縁で、平成29年から友好都市となっていて、今回の能登半島地震では、目黒区から金沢市に支援物資が届けられています。
29日は金沢市議会の議員9人が目黒区議会を訪問し、高誠議長がスライドを使いながら、道路陥没などの被害状況とともに目黒区からの支援物資をより被害が大きい能登地域に届け、有効活用していることなどを説明しました。
目黒区議会は、地震後すぐに党派を超えて街頭で募金活動を行うなど支援を行ってきましたが、29日はそれとは別に20万円の見舞金を贈りました。
金沢市議会の高議長は「前田家からのつながりで思いをいただいて感謝しています。石川県の復興のために全力をあげて取り組むと誓いを新たにしました」と話していました。
目黒区議会の小野瀬康裕議長は「金沢はだいぶ観光にダメージを受けているようなので、支援していきたい。ご縁があっての友好都市なので、何かあれば互いにすぐに動くという貴重な関係をさらに深めていきたい」と話していました。