土地売買で得た利益など隠し脱税か 会社の実質経営者ら告発

ドラッグストアなどを運営する東京の会社の実質経営者と、公認会計士が、土地の売買などで得た利益、4億3000万円余りを隠し、1億円余りの法人税を脱税したとして、東京国税局から告発されました。

告発されたのは、東京・港区にある薬局やドラッグストアなどの運営会社、「白金メディカルサポート」の実質経営者、檜垣成義役員(82)とこの会社の税理士として、確定申告の業務などをしていた戸田典尚公認会計士(65)です。
関係者によりますと、檜垣役員と、戸田公認会計士は、令和3年8月までの2年間に、架空の経費を計上する手口で不動産の売買で得た会社の利益、4億3000万円余りを隠し、1億円余りを脱税した疑いがあるということで、東京国税局は、法人税法違反などの容疑で、東京地方検察庁に告発しました。
脱税して得た資金は、檜垣役員個人の預金口座などに保管されていたということです。
NHKの取材に対し、檜垣役員は「すでに修正申告し、納税もほぼ済ませました。大変申し訳ない」などとコメントしています。