石川 輪島市と交流の東京農大で学生などが支援イベント

学生たちの研究がきっかけで石川県輪島市と交流している東京農業大学で、能登半島地震の支援イベントが開かれ、輪島市に暮らす卒業生や学生などが支援を呼びかけました。

東京・世田谷区の東京農業大学は学生たちが輪島市で農業やまちづくりなどの研究を行っていることがきっかけで交流を続けています。
28日は支援を呼びかけるイベントが大学で開かれ、この中で、輪島市が実家の卒業生は帰省中に起きた地震とその後の火災で、「朝市通り」にあり、兄が経営している輪島塗の工房などが焼けてしまったことを報告しました。
また、研究をきっかけに輪島市に移住し、現在はホテルを経営している男性は地震から2週間後にようやく輪島市に戻って被災者に宿泊施設を手配したことを説明していました。
イベント会場には「買って応援しよう」と伝統工芸の輪島塗や特産のかきを予約購入してもらおうというブースも設けて支援を呼びかけたほか、訪れた人は応援のメッセージを書き込むなどしていました。
横浜市から訪れた女性は「いま能登に行って支援することは難しいですが、能登半島のものを買うなど自分にできる支援をしていきたいです」と話していました。
企画した東京農業大学の町田怜子教授は「多くの農大生が能登の文化と農業を学んでいるので、恩返しをしたい。長期的に支援できるように取り組んでいきたい」と話していました。