千葉 南房総 早咲きの寒桜「元朝桜」 咲き始める

温暖な気候で知られる千葉県南房総市の景勝地で、早咲きの寒桜が咲き始めています。

季節の花が楽しめる南房総市和田町の景勝地「抱湖園」ではこの時期、「元朝桜」と呼ばれる早咲きの寒桜が咲き始めています。
ことしは例年より1週間ほど早く、今月中旬から咲き始めたということで、およそ50本の木はすでに8分咲きになっています。
市の観光協会によりますと、「元朝桜」は、旧暦の元日の頃に花が咲くことから、「元日の朝に咲く桜」という意味の名前がつけられたということです。
訪れた人は、桜並木の下をゆっくりと散策しながら写真を撮ったり、いすに腰かけて桜を見上げたりして一足早い春を楽しんでいました。
館山市から訪れた70代の女性は、「とても暖かいところで、一足先に春を感じました」と話していました。
南房総市観光協会和田支部の櫟原秋治支部長(74)は、「雪も降らない暖かい場所で、桜も菜の花も満開に近いくらいですので、ぜひおいでいただきたい」と話していました。
「抱湖園」の「元朝桜」は来月中旬ごろまで楽しめるということです。
また、車で訪れる場合は、国道128号沿いの南房総市花園無料駐車場を利用してほしいということです。