埼玉県教委 県立高校共学化勧告受け 卒業生などに意見聴取へ

男子校、女子校といった12の「男女別学」がある埼玉県立高校について去年、共学化を求める勧告が出されたことを受け、埼玉県教育委員会は対象となる高校の保護者や卒業生などから意見を聞き取ることになりました。

埼玉県には男子校、女子校といった「男女別学」の県立高校が12校ありますが、去年8月県の男女共同参画の問題に対応する苦情処理委員が県教育委員会に対して共学化が早期に実現されるべきとする勧告を行っています。
これを受けて埼玉県教育委員会は「男女別学」の県立高校の保護者や卒業生から「男女別学」を維持するか、「共学化」を目指すかについて意見を聞き取ることになりました。
このうち、浦和高校など8校については27日から来月中旬にかけて行われ、残りの学校についても日程調整をしているということです。
また、在校生の意見についてもことし3月以降にアンケート調査を行う予定です。
埼玉県教育委員会の日吉亨教育長は「賛成、反対さまざまな意見があると思うので関係する方々の意見も丁寧に伺いながら対応していきたい」と話しています。