千葉 市川市 生活困窮者にカレーを無償で提供する事業始まる

千葉県市川市で、生活に困っている人たちにカレーライスを無償で提供する事業が始まり、千葉県産のひじきなどを使ったカレーが振る舞われました。

市川市は、市内に住む生活に困っている人たちに「国民食」とも言われるカレーライスで活力をつけてもらいたいと、市内の飲食店で無償で提供する事業を26日から始めました。
26日は、東京メトロ東西線の行徳駅の近くにある教会の中のカフェで、昼食の時間帯に振る舞われました。
レシピは、市内にある和洋女子大学の学生が考えたもので、千葉県のブランド水産物に認定されている「房州ひじき」や雑穀米など、健康に配慮した食材を使っています。
利用した70代の男性は「高齢者の支援施設でこの取り組みのチラシを見て来ました。普通のカレーとは違った具が入っているのがわかります」と話していました。
カレーライスは、市内3か所の飲食店でそれぞれ毎週1回ずつ最大40食が提供されるということです。
市川市の田中甲市長は「声をかけあって誰でも来てもらい、温かいカレーを食べて元気を出してもらいたい」と話していました。