神奈川 藤沢市の江島神社 文化財守るための消火訓練

26日は「文化財防火デー」です。
神奈川県藤沢市の江島神社では文化財を守るための消火の手順などを確認する訓練が行われました。

25日に行われた訓練は、江島神社の境内にある社殿の辺津宮と弁財天像をまつる奉安殿の裏手から火が出たという想定で、神社の職員や消防などおよそ70人が参加しました。
はじめに職員が参拝者を避難誘導したあと、消火器を使って初期消火を試みたり、奉安殿から文化財に見立てた箱を運び出したりしていました。
このあと駆けつけた消防と地元の消防団が協力してホースを使って辺津宮に放水をしていました。
江島神社の相原圀彦宮司は「江の島は地形上、水の便が悪い地域ということもあり、日頃から火災を心配しています。訓練で災害に対する意識がより深まりました」と話していました。
また、藤沢市消防局の金指俊二消防司令長は「能登半島地震では多くの方々が被災され、同時に貴重な文化財も失われています。あらゆる災害を想定した訓練を重ねることで、市民と訪れる方の安全安心を確保していきたいです」と話していました。