アメフト部を正式に廃部 一連の薬物事件めぐり 日本大学

薬物事件で部員4人が逮捕や書類送検された日本大学のアメリカンフットボール部について、大学は25日、部を正式に廃部にしたと発表しました。

日本大学アメリカンフットボール部の一連の薬物事件をめぐって、大学は去年12月、臨時の理事会を開き、廃部にすることを決めていました。
廃部の扱いは学長の決裁を経て正式に決まることになり、大学は来年度の入学予定者や事件に関与していない部員などへのサポート体制が整ったとして、酒井健夫学長の決裁を経て正式に廃部にしたと25日発表しました。
また、中村敏英監督など指導陣あわせて4人を管理不行き届きがあったとして解任したことも明らかにしました。
関東学生アメリカンフットボール連盟によりますと、大学側から正式に廃部の連絡はまだないということですが、廃部に伴って部は連盟から退会することになります。
大学は今後、部員に不利益が生じないよう新たな受け皿を設けるなど支援するとしていて、去年12月に行われた部員や保護者などへの説明会では推薦入学の学生も受け入れることができる「競技部」として新たな部を立ち上げる方向性が示され、現在も検討が続けられています。