第99代 警視総監に警察庁の緒方禎己次長が就任へ

警視庁のトップが交代し、新しい警視総監には警察庁の緒方禎己次長が就任することになりました。

第99代の警視総監に就任する緒方氏は福岡県出身の60歳。
1987年に警察庁に入り、警視庁の警備部長や京都府警の本部長などを歴任したほか、2020年からは警視庁の副総監として、東京オリンピック・パラリンピックで、競技場周辺の警備や交通規制などを担当する総合対策本部の本部長を務めました。
警視庁では依然として被害が深刻な特殊詐欺や、「闇バイト」による事件、サイバー攻撃への対処、それに、世田谷一家殺害事件をはじめとする重要未解決事件の捜査などが課題になります。
退任する小島裕史警視総監は、安倍元総理大臣の銃撃事件をきっかけに要人警護のあり方が見直されるなか、去年5月に行われたG7広島サミットや今月、天皇皇后両陛下が出席された警視庁創立150年の式典で警備の指揮などにあたりました。
この人事は今月26日に発令されます。