千葉 銚子 疫病退散願い新年の伝統行事「辻切り」

疫病退散を願って地域に大きなしめ縄をつるす新年の伝統行事「辻切り」が、千葉県銚子市で行われました。

「辻切り」は銚子市の小浜町地区で毎年、1月20日に行われる新年の伝統行事です。
20日は地域の男性18人が集まり、わらを使って長さおよそ12メートルのしめ縄を編み上げたあと、飾りとしてサイコロや酒だる、それに刀を作りました。
そして、しめ縄を地域の入り口まで運んで柱につるし、飾りつけをしていました。
飾りには疫病や悪霊にサイコロで遊ばせたあと、酒を飲ませ油断したところを刀で追い払うという意味が込められているということです。
参加した嶋田義智さんは「先輩方から後輩へと引き継ぐ伝統行事で、ことしの飾りはうまくできた。『去年よりはいい年にしたい』という思いで作った」と話していました。