二階派所属2議員 収支報告書訂正 派閥側からの収入記載せず

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、二階派に所属する、衆議院千葉10区選出の林幹雄・元経済産業大臣と、衆議院東京17区選出の平沢勝栄・元復興大臣の資金管理団体が、派閥側からの収入を政治資金収支報告書に記載せず訂正しました。

林幹雄氏が代表を務める資金管理団体「大樹会」は、所属する二階派「志帥会」側からの収入として、2020年に846万円、2021年に486万円、2022年に180万円のあわせて1512万円を記載せず、18日訂正しました。
また、平沢勝栄氏が代表を務める資金管理団体「勝栄会」も、「志帥会」側からの収入として2020年に288万円、2021年に792万円のあわせて1080万円を記載せず、18日訂正しました。
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題では、「志帥会」がおととしまでの3年間に記載していないパーティー収入が1億3600万円余りあったなどとして収支報告書を訂正し、林氏と平沢氏を含む国会議員と元国会議員、あわせて7人の側への派閥からの寄付も書き加えられています。
NHKの取材に対し、林氏の事務所は「心からおわび申し上げます。記載漏れの事実をしんしに受け止め、今後このようなことがないよう気をつけます」とコメントしています。
平沢氏の事務所は「担当者がいないのでコメントできない」
としています。