陸自50代男性幹部 複数の部下にパワハラ行為で停職処分

陸上自衛隊の50代の男性幹部が複数の部下に、威圧的な言動で指導を行い精神的な苦痛を与えるなどのパワハラ行為を行ったとして18日付けで、停職の懲戒処分を受けました。

自衛隊によりますと、懲戒処分を受けたのは、かつて自衛隊中央病院に所属し、今は陸上自衛隊練馬駐屯地に所属する50代の幹部自衛官の男性です。
この幹部は自衛隊中央病院に所属していた令和2年3月ごろまでのおよそ7か月の間に、複数の部下に威圧的な言動で指導を行い精神的な苦痛を与えるなどのパワハラ行為をしたということです。
元隊員の女性に対する性暴力の問題を受けて行われた特別防衛監察の中で発覚し、幹部は「繰り返し指導しても改善されず強い口調で言ってしまった」と話しているということです。
自衛隊は幹部の階級などについて個人が特定されるとして明らかにしていません。
自衛隊中央病院長は「幹部自衛官によるパワハラが発生したことは遺憾だ。再発防止に万全を期したい」としています。