千葉 旭 神社で伝統の食べ物「とがらしごぼう」ふるまわれる

千葉県旭市の神社で食べるとかぜをひかないとされる「とがらしごぼう」という伝統の食べ物が参拝者にふるまわれました。

「とがらしごぼう」は、ゆでたゴボウにみそを混ぜ合わせ、とうがらしなどを加えたもので、古くから食べると辛さで体が温まってかぜをひかないとされています。
旭市の「西宮太神社」では寒さを乗り切る縁起物として新春のお祭りにあわせて参拝者にふるまわれてきましたが新型コロナの影響で18日、4年ぶりに行われました。
午前9時に参拝が始まると、列を作っていた200人ほどがおはらいを受けパックに詰められた「とがらしごぼう」を受け取っていました。
参拝客の女性は「寒さに負けない丈夫な体を作ると言われているので、家の神棚にあげてからお餅につけたり汁物に入れていただきます」と話していました。
「とがらしごぼう」は、その年の当番となった地区が交代で手作りしていて、ことしは1000パックほどを用意したということです。
ことしの「とがらしごぼう」を作った地区の代表の川口芳子さんは「伝統行事を続けていこうと、去年3月から準備を進めてきました。参拝者に喜んでもらえてよかったです」と話していました。