ジャニーズ性加害問題で誹謗中傷受けた 元所属タレント被害届

ジャニー喜多川氏による性加害問題で、被害を訴えてきた元所属タレントがSNS上などでひぼう中傷を受けたとして、17日警察に被害届を提出しました。

さいたま市内の警察署に被害届を提出したのは、元所属タレントで、「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の副代表の石丸志門さんです。
石丸さんは、被害を告白した去年5月以降、SNSなどで「虚偽だ」といったひぼう中傷を受けるようになったということです。
去年11月以降、こうした78件の投稿などについて、さいたま市内の警察署に相談していましたが、17日、このうちの1件に関して被害届を提出し、名誉毀損の疑いで受理されたということです。
被害を告発した人へのひぼう中傷は深刻な問題となっていて、これまでに元所属タレント3人が警察に告訴状や被害届を提出したことを明らかにしています。
石丸さんは「活動を続けるごとにひぼう中傷も激しくなって、周りを信じられない気持ちになり、公共の場に行くことも怖くなった。軽い気持ちで書いたとしても犯罪であり、重く受け止めてほしい」としています。