能登半島地震 石川 七尾の被災者が都営住宅に避難

能登半島地震を受けて都営住宅に避難してきた石川県七尾市の60代の夫婦が報道陣の取材に応じ、「避難できたことはとても恵まれていて、少しほっとしている」と話していました。

東京都は能登半島地震を受けて、自宅が損壊するなどして住み続けることが困難になった人を対象に、無償で都営住宅を100戸程度貸し出すことにしていて、15日時点で50世帯の入居が決まり、このうち7世帯はすでに入居しているということです。
16日は、都営住宅の部屋が報道陣に公開され、3DKの間取りに冷蔵庫や洗濯機、エアコンなどの電化製品やふとんやカーテンなどの生活必需品が揃えられていました。
そして、震度6強を観測した石川県七尾市から避難してきた奥井俊文さん(67)と妻の真理子さん(67)が報道陣の取材に応じました。
俊文さんが人工透析の治療を受けていることと娘が東京に近い埼玉県に住んでいることから、夫婦は都営住宅の利用を申し込み、今月13日に入居したということです。
夫婦は「私たちが避難できたことはとても恵まれていて、少しほっとしている。自宅では住み続けることができなくなったので、将来的に住む場所の確保など、支援があればうれしい」と話していました。