ジェットスター国内線 システム復旧し運航を再開

LCC=格安航空会社の「ジェットスター・ジャパン」はシステム障害の影響で、12日午後4時ごろから、国内線のすべての便が出発できない状態になりました。
午後7時半すぎにシステムは復旧し、その後、運航を再開しました。

「ジェットスター・ジャパン」によりますと、12日午後4時前、機体に積み込む荷物の重さなどを管理するシステムで障害が発生したということです。
この影響で、一時、国内線のすべての便が出発できない状態になり、これまでに、成田空港と新千歳空港や福岡空港を結ぶ便など、合わせて17便の欠航が決まりました。
午後7時半すぎにシステムは復旧し、そのすぐあと、運航を再開しました。
国際線の運航には影響はないということです。
「ジェットスター・ジャパン」の多くの国内線の便が発着している成田空港では、一時、運航の再開を待つ多くの乗客の姿がみられ、欠航が決まると、12日の移動を諦めて空港を後にする人もいました。
旅行で都内を訪れていたという高松市に住む女性は、「機内に搭乗してから2時間くらい待たされて、欠航を知らされました。あすから仕事なので、朝一番の便で戻りたいですがまだどうなるかわかりません。これからホテルを探します」と疲れた様子で話していました。
孫の世話のために千葉県内の実家を訪れていたという女性は、「愛媛県の自宅に帰る予定だったが、待ちくたびれたので、一度実家に帰ります。情報が少なく、もっとアナウンスなどで状況を知らせてほしかった」と話していました。
法事で福岡県に行く予定だった高校3年生の男子生徒と母親は、「あすの法事には間に合いません。法事のために共通テストも受けないことにしたのに残念です」と話していました。