能登半島地震 山梨県のNPO法人 被災地へ登山用寝袋送る

能登半島地震で、厳しい寒さの中避難している人たちなどを支援しようと、登山家の野口健さんが代表を務める山梨県のNPO法人はおよそ500個の冬山用寝袋を10日、現地に向けて送ります。

山梨県富士河口湖町にあるNPO法人「ピーク・エイド」は、登山家の野口健さんが代表を務め、これまでも国内外の災害時に支援を行ってきました。
今回の地震を受けて全国に物資を募ったところ、およそ500個の冬山登山用寝袋のほか、寝袋の下に敷くマットレスやランタンが集まったということで被災地に向けて送る準備が9日行われました。
およそ20人のボランティアが段ボール箱に寝袋などを詰め込む作業を行い、被災地で出るごみを極力減らすためこん包材などを取り除きながら箱詰めしていました。
代表の野口健さんは、「被災地から寒くて夜も眠れないので寝袋が必要だという声があり支援を始めました。避難所に入られる方は家や家族を失ってつらい思いをされていると思うので、せめて夜くらいは体を温めて休んでほしいです」と話していました。
支援物資は10日、石川県七尾市に向けて送られます。