国重文に指定 千葉 銚子 木造薬師如来坐像 年に1度の公開

国の重要文化財に指定され目の病に御利益があるとして親しまれている千葉県銚子市の「木造薬師如来坐像」の年に1度の公開が8日行われました。

銚子市にある常灯寺の「木造薬師如来坐像」は、高さ1メートル40センチほどのヒノキの寄せ木作りで、ふくよかなで丁寧な作風などから鎌倉時代の初めに制作された貴重な仏像として国の重要文化財に指定されています。
参拝すると目の病に御利益があると伝えられ、毎年1月8日に年に1度だけ公開されています。
8日は多くの人たちが訪れ、手をあわせて無病息災を願ったり写真を撮ったりしていました。
また境内では地元の人たちが額や手の甲に朱印を押したり甘酒などをふるまったりしたほかボランティアガイドが寺や仏像の由来などについて説明していました。
京都から家族と訪れた女性は「1月8日の公開にあわせてお会いできたので家族が健康で平和に過ごせたらいいと思います」と話していました。