地震 20歳を祝う会場で黙とうや募金 群馬 太田

8日の成人の日を前に、群馬県太田市では、式典に参加した人たちが能登半島地震の犠牲者に黙とうをささげました。

太田市の式典は、バスケットボール男子B1の群馬クレインサンダーズの本拠地で行われました。
ことし4月1日までに20歳になる人たちと、保護者など2000人あまりが能登半島地震で犠牲になった人たちに全員で黙とうをささげました。
会場の前では、募金活動も行われ、試合前の選手などが呼びかけると、晴れ着姿の参加者らが列を作って募金していました。
去年まで2年間、石川県に住んでいたという男性は「自分はこうして成人式に参加できているので、少しでも力になりたいと思って募金をしました。現地には友人もいるので元気でいてほしい」と話していました。
また、募金した女性は、「成人式を迎えた第一歩として何か力になれればと思いました。今の自分の状況が当たり前ではないと思って、やりたいことができるありがたさを感じながら過ごしていきたい」と話していました。