新春恒例の東京消防庁出初め式 首都直下地震想定の訓練も

新春恒例の東京消防庁の出初め式が開かれ、伝統の「はしご乗り」が披露されたほか、首都直下地震を想定した訓練も行われました。

東京・江東区の「東京ビッグサイト」で開かれた出初め式には、東京消防庁の消防隊員や地域の消防団員など2700人余りが集まりました。
能登半島地震では、東京消防庁からも部隊を派遣していることから一部規模を縮小して開催され、はじめに犠牲者に黙とうがささげられました。
式では吉田義実消防総監が「能登半島地震では多くの命が失われた。災害などにいち早く対応するため、さらに体制を強化していきたい」とあいさつしました。
続いて、江戸時代の火消し文化の保存に取り組む「江戸消防記念会」のメンバーがそろいのはっぴ姿で「はしご乗り」に挑み、高さ6メートルのはしごの上で伝統の技を披露しました。
5日は、首都直下地震で多くのけが人が出たという想定で訓練も行われ、倒壊した建物から逃げ遅れた人を救助する手順などを確認しました。