羽田発の欧米路線の大型機は成田空港で再給油

羽田空港では、航空機の衝突炎上事故の影響で最も長いC滑走路の閉鎖が続き、短い滑走路でも離陸できるよう機体の重量に一定の制限が設けられています。
このため、欧米路線など長距離を飛ぶ大型機の中には、少ない燃料で羽田を出発し、補給で成田空港を経由するため所要時間が長くなる便が出ています。

羽田空港では、今月2日に起きた航空機の衝突炎上事故の影響で、3360メートルと、最も距離が長いC滑走路の閉鎖が続いています。
航空機は重量が増すほど離陸に長い走行距離が必要となりC滑走路の閉鎖を受けて、羽田を離陸する航空機には重量に一定の制限が設けられています。
欧米に向かう長距離路線の大型機は、燃料を通常より少なくする必要があり、いったん別の空港を経由して燃料を補給してから目的地に向かうため、所要時間が長くなる便が出ています。
成田空港では6日午前中、羽田からパリに向かう大型機が着陸し、1時間ほど給油を行ったあと、再び出発しました。
成田空港会社によりますと、こうしたケースは事故以降、パリのほか、ロンドンやアメリカのミネアポリス行きなどあわせて9つの便で行われ、7日も2便で予定されているということです。