能登半島地震 液状化便乗の悪質商法に注意呼びかけ 新潟

能登半島地震による液状化で多くの住宅が被害を受けた新潟市西区で、高齢の女性の自宅で泥の処理をして、高額な費用を支払わせるケースが確認され、警察は地震の被害に便乗した悪質商法の疑いがあるとして、見知らぬ業者と安易に契約しないことなど注意を呼びかけています。

警察によりますと、今月4日、新潟市西区に1人で暮らす高齢の女性の自宅を男女2人が訪れ、「液状化による泥の処理をする。4万円から5万円程度だ」と言って、敷地内の土砂を片づけました。
作業のあと、2人は女性に対し、「費用は20万円だ。領収書は出せない」などと支払いを求め、女性は支払ったということです。
翌日、女性は警察に相談し、警察は地震の被害に便乗した悪質商法の疑いがあるとみて調べています。
警察によりますと、2人は30代から40代くらいで、新潟県外のナンバーの車に乗っていたということです。
警察は、泥の処理や屋根の点検など地震の被害に便乗した悪質商法が増えるおそれがあるとして、見知らぬ業者などが訪ねてきても安易に契約しないことや、少しでも不安を感じたら警察に相談するよう呼びかけています。