“月光仮面”から51回目の寄付金「交通遺児に」 新潟 佐渡

31日夜、新潟県佐渡市の交番で「月光仮面」を名乗る人物から寄付金が届けられているのが見つかりました。
「月光仮面」を名乗る人物からの寄付は今回で51回目で、警察は交通遺児のための基金に活用することにしています。

31日午後7時すぎ、佐渡市にある両津交番で駐車場に止めてあったパトカーのボンネットの上に現金とメッセージが書かれた紙が入った袋が置かれているのを警察官が見つけました。
警察官が現金を確認したところ、すべて硬貨で9310円が入っていて、紙には「毎日、一枚づつ集めた小銭です 交通事故などで困っている人に少しでも役立てれば幸福です 月光仮面」と書かれていたということです。
また、31日午前2時前には同じく佐渡市内にある佐和田交番の入り口のカウンターでも、現金2万円と「わずかですが交通遺児のために使ってください」と書かれたメモが入った封筒が置かれているのが見つかりました。
警察によりますと、「月光仮面」を名乗る人物からの寄付は今回で51回目、佐和田交番への寄付は38回目で、これまでの寄付金の合計は104万円余りになるということです。
警察は寄付金を交通遺児のための基金に活用することにしています。
佐渡警察署の安達一仁副署長は「寄付を頂いた方々に心から感謝を申し上げます。ご意向に沿い、交通遺児基金に送金させて頂きます」とコメントしています。