ジェットスターのストで成田空港では13便欠航

ジェットスターのストで成田空港では13便欠航

成田空港では29日、国内線の利用客も2万7000人あまりと期間中で最も多くなる見通しです。
一方、成田空港に拠点を置くLCC=格安航空会社の「ジェットスター・ジャパン」の労働組合では、時間外労働の賃金の算出方法に誤りがあり一部が未払いになっているなどとして、パイロットや客室乗務員の一部が、今月22日からストライキを実施していて、29日はこの影響でこれまでにあわせて15便の国内線が欠航を決めています。

成田空港ではこのうち、新千歳や旭川などとの間を結ぶ13便が欠航となり、出発ロビーでは、ホワイトボードなどで欠航を周知していました。
欠航にはならなかった福岡便に家族旅行で乗る会社経営の男性は、「コロナ禍が終わり、7年ぶりの家族旅行なので、搭乗予定の便は運航するということで安心した。パイロットなどクルーは重要な仕事で、賃金未払いは運航の安全にも関わること。会社は早く支払って解決してほしい」と話していました。
那覇便に搭乗予定の会社員の男性は、「幼いころからの友人との弾丸旅行で、欠航にはならず良かったですが、早く交渉がまとまり、通常の運航に戻ってほしい」と話していました。
労働組合では来月7日までストライキを続ける方針ですが、会社側によりますと、これによる今後の影響の見通しは立っていないということで、利用客に対し、最新の運航状況を確認するよう呼びかけています。