中学生が「龍神」まつる神社に巨大絵馬を奉納 埼玉 秩父

埼玉県秩父市の中学校の生徒が来年のえとにちなんで竜を描いた巨大な絵馬を制作し、地元の「龍神」をまつる神社に奉納しました。

秩父市立第二中学校の美術部は、学校の近くにある秩父今宮神社にえとにちなんだ巨大な絵馬を制作し、おととしから奉納しています。
ことしは10月から、たてよこ2メートルほどの大きなの絵馬に月夜の雲間から現れた竜をボタンやキクの花とともに描き、28日「悪疫退散」の文字を入れて完成させました。
完成した絵馬は神社に運ばれ、1年間飾られていたうさぎの絵馬と掛け替えられ、おはらいを受けていました。
この神社は「龍神」をまつっていることで知られていて、生徒の1人は「願いが天まで届くといいなと思いながら描きました。竜は水にまつわる神様だと聞いたので、来年は水害や水不足が減る年になればいいなと思います」と話していました。
秩父今宮神社の塩谷崇之宮司は「昇り竜ということばのように運気が上昇して、皆さんに幸せがもたらされる年になればいいなと思います」と話していました。