東京・武蔵野市長選 自民・公明推薦の小美濃氏が初当選

前の市長の辞職に伴う東京・武蔵野市の市長選挙は、無所属の新人で自民党と公明党が推薦した元武蔵野市議会議員の小美濃安弘氏が、初めての当選を果たしました。

開票結果です。
▼小美濃安弘、無所属・新。当選。
 2万7024票。
▼笹岡裕子、無所属・新。
 2万6685票。
自民党と公明党が推薦した小美濃氏が、立憲民主党や共産党などが支持した笹岡氏を抑えて初めての当選を果たしました。票差は339票でした。

小美濃氏は61歳。
都議会議員や武蔵野市議会議員を経て、今回、初めて
市長選挙に立候補しました。
武蔵野市長選挙では、過去5回、自民党などが推薦した候補が敗れてきましたが、今回は当選しました。

小美濃氏は「自民党に対する逆風が吹く中での選挙戦だったが、
地方自治と国政は異なり市民の力で勝たせてもらった選挙だ。
物価高騰対策や駅周辺の再開発に向けた準備などに取り組みたい」と述べました。
笹岡氏は「ひとえに私の力不足だったと思う。支援者の方々には
短い選挙戦でここまで組み立てていただき、心から感謝するとともに申し訳なく思う」と述べました。

東京・多摩地域での選挙をめぐっては、ことし(2023年)9月以降、立川市と青梅市の市長選挙や都議会議員立川市選挙区の補欠選挙で、自民党が公認や推薦した候補が相次いで敗れていましたが、連敗を止めるかたちとなりました。

投票率は44.77%で、前回・2年前を2.69ポイント下回りました。